世界選手権2008 アイスダンス その2

こちらの続きです。

【オリジナル・ダンス】

 例によって印象的だったところだけ。

 やっぱりロシアモノが多すぎですねぇ。テーマがロシア民謡みたいになっています。

・カナダの2番手、3番手
 どちらもちょっとミスがありました。
 ウィーバー・ポジェ組は小道具のスカーフが良い感じ。背が高いのでリフトは映えます。
 ハン=マッカルディ・コレノ組。出た!素朴系。ステップでぶつかってしまいました。四大陸の方が出来は良かったですねぇ。解説の藤森さんがこのプログラムお父さんと娘にも見えると言ってびっくりしました。なるほどー。確かに。藤森さんは好きだけれども、綺麗なラインを出すタイプではないのでヨーロッパのジャッジのウケは良くないっぽいです。
 カナダには今年世界ジュニア2位になった組がいるし、デュブレイユ・ローゾン組が戻ってくるかもしれないし、この2組は大変でしょうね。


・リード姉弟
 ずいぶん良くなっていた感じ。最初観た時はつまらないプログラムだと思ったんですけれど。それだけにミスがもったいないですね。周りもミスっているので、順位はそれほど下がりませんでしたが。


・イタリアのカッペリーニ・ラノッテ組
 バルカンのジプシーダンス。この曲頭に残るんですよね〜。観た次の日鼻歌で歌ってしまいます。スピード感があって良い感じです。ユーロよりもまとまっていたような。カッペリーニちゃん、化粧がちょっとケバイけれど相変わらず可愛いですよね〜。始まる前の表情が特に良いです。


 ちなみに私、フィギュアスケートの現在の3大美女は、アイスダンスの、ベルビン、カッペリーニ、シングルのコルピ、だと思っています。(本当はペアから出したかったけど、ペアの人たちはちょっと細すぎるので。)


アメリカのナバーロ・ボメントレ組
 アフリカのダンス。なんと男性の衣装と靴がロスト・バッケージ。友人が衣装を作って靴と一緒に持ってきてくれたらしいです。すごい!持つべきものは良い友人ですね。個性的ななだけにこの衣装はそこらで買うというわけにはいかないでしょうし。(フリーは買えそうだけど)
 出来は今までで一番良かったです。特に男性の動きが良い感じ。藤森さんはこの衣装の方が良いと。膝のフサフサが長めで揃っていなくて、野性的な感じが強くなっているんですよね。


・フランスのペシャラ・ブルザ組
 大好きフラメンコ。もう格好良すぎです。
 扇を出してからのストレートラインリフトが今までで一番決まっていた気がします。ツイズルもステップも綺麗で、ここも今までで一番の良い出来だと思いました。始める前に終わってからの挨拶も雰囲気があって良いんですよね〜女性が持っている扇を男性が閉じるんです。格好良いv


 先ほどフィギュアスケートの3大美女を勝手にあげましたが、あれはあくまで客観的な視点で、私の個人的な好みはペシャラさんなんですよねぇ。ちょっときつめの美人ながら、すきっ歯なのがちょっとはずしてて可愛いと思うんですよ。特に、このフラメンコの衣装(扇付き)のペシャラさんは素敵すぎると思います。(Pechalat Bourzat OD 2008 Worlds で動画サイトを検索すればすぐに出てきます。)


・イギリスのカー姉弟
 スコットランドのダンス。
 弟さんのキルト姿に全く違和感を感じなくなってきました。始まり方がとても好きです。苦手のツイズルは本人比で良い出来でしたし、他の部分も丁寧。良い出来です。会場も大盛り上がり。
 このプログラム、良いですよね〜。とても壮大な感じがします。男女とか、個人とかを超越した感じ。土地の人々に脈々と受け継がれていく何かのような。シーズン当初にはそこまでは感じなかったのですけれど。


アメリカのベルビン・アゴスト組
 うーん。悪くはないんですけれど。衣装はウェスタン風になっていますが、私はシーズン当初の田舎風の方が良かった気がするんですよ。衣装自体は可愛いですし、もちろん似合っているのですけれど。藤森さんが四大陸の時に他の組の解説でウェスタンは難しいとおっしゃっていましたが、まさにそんな感じ。中盤の曲想もほのぼのしていますしねぇ。前の数組が衣装や曲の表現にとても拘っていただけに気になってしまいました。

 しかし、ベルビンちゃん痩せましたね・・・。この衣装胸元が結構あいているので目立ちます。


・ロシアのホフロワ・ノビツキー
 ロシアン・ジプシーダンス
 濃くて良いですよねぇ。FDは最初から評判良かったみたいですが、このODはだんだん良くなっていった感じ。ジプシー系のプログラムも結構多かったけれど、ホフノワさんが一番表現しきっていたと思います。難しい要素をこなしていてもそこに必ず表現が付いている感じ。ステップも上手になっている気がします。CDの特訓をしているらしいからでしょうか。


・カナダのヴァーチュ・モイア組
 ここもロシアン・ジプシーダンス
 ホフロワ・ノビツキー組に比べるとジプシー臭は薄めですが、表現は良い感じです。ツイズルがずれてしまったのがもったいない。早すぎたんかなぁ。力強いすべりでした。


・イタリアのファイエラ・スカリ組
 イタリアのフォークダンス
 シーズン当初は可愛らしすぎるのではと思ったものでしたが、なんか慣れてきたのかほとんど気にならなく。ステップのことってほとんどわからないのですが、この組のステップはわからないながら、おおっ!と思いました。なんか良いのかもしれません。

 藤森さん情報では良くケンカしている組らしいです。でも、今大会はかなり仲良しに見えます。出来が良かったからかなぁ?


・フランスのデロベル・ショーンフェルダー組
 フランスのガボット
 始まる前の小芝居がカメラに入ってなかった!(↑男性がキスしようとして女性に振り払われる)これは入れないとダメでしょう!!
 このプログラム最初は微妙だなと思っていたのですが(ちょっとブリブリしてるから^^)見慣れてきたのか結構好きになってきました。ストーリーのある感じとか、男性の足元の軽快な感じとか、効果的な小道具とか、良いプログラムですよね!

 ドムシャバが休場、ベルアゴがCDで転倒と、一番の優勝候補ではあるんですけれど、やっぱりなんとなくヒヤヒヤするんですよね〜。ちょっとツイズルは怖かったです。ユーロの時の方が良かった気がしますが、結構差をつけてトップ。


アメリカのデービス・ホワイト組
 ロシア民謡カリンカ」。
 あー・・・。チャーリーさん、チャーリーさん、張り切りすぎ。スピード出しすぎ、暴れすぎ。メリルちゃんが付いていくの精いっぱいに見えるけど、たぶん彼女が悪いわけではないです。一応付いていっているだけで凄いと思います。ツイズルもすんごい高速だけど、ちょっとずれていますよ。(点は出たみたいだけど)ローテーショナルリフトも回る勢いがすごくて、女性の体が氷と水平になりかけています。

 キスアンドクライでのチャーリーさんの笑顔の清々しい。反省はしていないみたいです。


OD終わっての順位
1. デロション  2. ホフノビ
3. ヴァーチュ・モイア(略し方がわからない。テサモエ?)
4. ファイスカ  5. ベルアゴ
6. ペシャブル  7. デービス・ホワイト(ここもわからない)


私は、ペシャラ・ブルザ組とカー姉弟の演技を何回も観直すと思います。


 次のシーズンのODのテーマは「ローリング・トゥエンティーズ」。「狂乱の20年代」というらしいですが。アメリカの大恐慌直前のバブル時代を指すみたいです。ガシューインとか、映画「シカゴ」の時代というとなんとなくイメージが湧くような・・・。ダンスとしてはチャールストンが一世を風靡したみたいですが、わざわざ「ローリング・トゥエンティーズ」というテーマを掲げるということは、他のものも想定しているんでしょうね。

 ヴァーチュ・モイア組とかめっちゃ似合いそう。あとフランス勢。逆にドムニナ・シャバリン組は似合わなそう。(勝手なイメージ)楽しみですが、私は来期までに勉強した方がよいかもしれないですね。


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