5月のまとめ

5月に読んだ本は6冊。良い意味で印象に残ったのは以下のとおりです。


・『チャリオンの影』上・下 ロイス・マクマスター・ビジョルド
 めっちゃ面白いファンタジーでした。主人公がヨレヨレボロボロの35歳というのが新鮮です。ちなみに金、家、地位、全部無し。
 しかし実は頭脳明晰、清廉で公平、忠誠心もあれば勇気もある傑物です。主のイセーレ姫をはじめ、周りの人々も彼を信頼します。でも、主人公はどうも自己評価が低いんですよね。奴隷に落とされたことのある過去が影響しているのでしょうけれど。
 そのギャップがまた、面白かったりもします。

チャリオンの影 上 (創元推理文庫)

チャリオンの影 上 (創元推理文庫)

チャリオンの影 下 (創元推理文庫)

チャリオンの影 下 (創元推理文庫)


☆『影の棲む城』上・下 ロイス・マクマスター・ビジョルド
 これもめっちゃ面白いかったです。「チャリオンの影」の続編ですが、ほとんど独立しています。主人公は前作に登場したイセーレの母親であるイスタ。(40歳孫有)不遇の時代が長かったため、若干やさぐれていますが(笑)魅力的な人物です。
 全ての発端となった事件がちょっと間抜けなのですが、それが何か良いです。登場人物が魅力的なんですよね〜。個人的には前作よりも好きかも。

影の棲む城〈上〉 (創元推理文庫)

影の棲む城〈上〉 (創元推理文庫)

影の棲む城〈下〉 (創元推理文庫)

影の棲む城〈下〉 (創元推理文庫)


 あら、ビジョルドばっかりですね。でも本当に面白かったんですもの〜。他の作品も読みます。


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