村上春樹さん「エルサレム賞」授賞式講演
http://www.sannichi.co.jp/kyodo/news.php?genre=Detail&id=2009021801000452.xml
格好良いですねぇ。
簡単に説明しますと、村上春樹さんは「エルサレム賞」というイスラエルではそれなりに権威のあるっぽい賞(受賞式に首相が出席している)を受賞しましたが、日本国内では受賞することに反対意見がありました。なぜならイスラエルはパレスチナ自治区のガザを攻撃して非武装の民間人を多数殺害しているからです。しかし村上さんは授賞式に出席し、上のリンクにつながるわけです。
この訳文が正しいとの前提で書きますが(大丈夫な感じはします)練られたスピーチですよねぇ。多少は遠まわしですが明確にガザ攻撃を批判しているのに、決して攻撃的ではないですし。自分の作品についてもちゃんと語っているし。
報道されても歪められてしまう可能性はありますが、(実際新聞の記事の中にはイスラエルのガザ攻撃を批判している部分を意図的に取り除いた感じのもあったし)言葉を扱っている以上、伝えることに最善を尽くすのは尊敬できる行為だと思います。
村上春樹さんは「読まず嫌い」だったのですけれど、挑戦してみようかな(笑)