2008年読了本まとめ

 超今さらですが、2008年に読んだ本のまとめです。
 年に読んだ本は82冊でした。全然100冊に足りなかった〜!!
 特に良かった本は以下のとおりです。(順番は適当)

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 / 米原 万里
 私にしては珍しくノンフィクション。でもドラマティック。
 人間の背後には良くも悪くも国とか歴史とか環境とかが繋がっていることが感じられる逸品。
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嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)



煌夜祭 / 多崎 礼
 びっくりしました。壮大な物語。伏線が美しいです。
 これがデビュー作とは恐ろしいですねぇ。

煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア)

煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア)



■影の棲む城 上・下 / ロイス・マクマスター・ビジョルド
 シリーズ前作の「チャリオンの影」もお勧めです。
 やさぐれマダム(40)の冒険。ストーリーも素敵だけど、登場人物がとても素敵です。
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影の棲む城〈上〉 (創元推理文庫)

影の棲む城〈上〉 (創元推理文庫)



ファミリーポートレイト / 桜庭 一樹
 力作。
 桜庭さんがこれから先どのような話を書くのか楽しみになる内容でした。

ファミリーポートレイト

ファミリーポートレイト



風に舞いあがるビニールシート / 森 絵都
 お得感のある短編集。
 ちょっとコミカルなレポートの代筆の話と車の助手席の若者の電話の話が素晴らしくて特に好きです。
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風に舞いあがるビニールシート

風に舞いあがるビニールシート



■オペラ・アウローラ―君が見る暁の火 / 栗原 ちひろ
 完結。予想以上に美しいフィナーレでした。
 ちょっと最終巻補正付いている気がしますが、それだけシリーズとして面白かったということです。
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