３月のまとめ - 好きな言葉は塞翁が馬。

　４月になって異動になって仕事が超忙しくなってしまったので、ろくに本が読めていません（泣）３月はよかったなぁ！この調子じゃ、目標の１年１００冊は絶対無理。毎日１日１４時間労働、休みは日曜だけという状況では・・・。夏は暇になるみたいなので沢山読みたいです。

　では３月のまとめです。３月から読書メーターを始めました。便利ですねぇ。

2009年3月の読書メーターより（一部変更しています）
読んだ本の数：10冊

■秋期限定栗きんとん事件上 (創元推理文庫)
小市民を目指す狐さんと狼さんの物語。３作目。このシリーズは毎回趣向が変わるので楽しいです。今回は1つの事件で見事に上下巻ひっぱりました。
小市民を目指しているはずの二人は相変わらず、天然人でなしだったり、暗躍中だったり。コンビを解散しても相変わらずというか、他の人と付き合っている方が際立ってしまっていますね。
著者：米澤穂信
http://book.akahoshitakuya.com/b/4488451055

■秋期限定栗きんとん事件下 (創元推理文庫 M よ 1-6)
「そんなことだろうと、思っていたのよ」・・・小佐内さん怖いよ〜。自業自得な部分もあるとはいえ、瓜野君気の毒すぎる。
日常の謎からはちょっと飛び出てしまいましたが、それでも人が死ぬわけもないこの話をハラハラと読んでしまったのは、登場人物の一人がとっても物騒でサスペンスフルだからですよねぇ？
著者：米澤穂信
http://book.akahoshitakuya.com/b/4488451063

■ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)
加納朋子さんの児童書。妙な箱に入っています。
社宅の謎と、理不尽な現実と、それに自分たちのできる範囲で抗う子ども達。
良い作品です。今読んでも面白いけれど、子どものころに読みたかった気がします。
勝がパックに対してしていた「覚悟」がとても良いと思う。シリーズ化して欲しいな。
著者：加納朋子
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062705834

■正直書評。
豊崎さんが雑誌でしていた書評をまとめたもの。文章が面白い。特に批判しているとき（笑）しっかり批判するために、嫌いな本も丁寧に読む姿勢には感服。私にはできません。私と多少趣味が合わないところもありますが、尊敬できる本読みさんだと思っています。
著者：豊崎由美
http://book.akahoshitakuya.com/b/4054038727

■MW号の悲劇―電撃コラボレーション (電撃文庫)
成田さんがんばっているなぁ。時雨沢さんの話が意地悪で良かった。
著者：電撃文庫記念企画
http://book.akahoshitakuya.com/b/4048672177

■名前探しの放課後(上)
著者：辻村深月
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062145065

■名前探しの放課後(下)
だまされた・・・！面白かったけどちょっともやもや。もっとなんかやり方なかったのかなぁ。「僕のメジャースプーン」とできれば「凍りのくじら」も先に読んでおいた方が良いです。
著者：辻村深月
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062145073

■たったひとつの冴えたやりかた（ハヤカワ文庫SF)
宇宙を舞台にしたＳＦ連作中篇集。どの話も面白かったけれど、特に表題作が良いです。美しく感動的でライトでありながら容赦がなく、心を打たれました。
著者：ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
 http://book.akahoshitakuya.com/b/4150107394

■鴨川ホルモー (角川文庫ま 28-1)
京大生が謎のサークルに入る話でファンタジー。アホな話（褒め言葉）で楽しかったです。青春ですね。
個性的な話の割にあんまりアクが強くないのは、読みやすいけれど美点ではない気がします。ちょっと物足りないような。
私は京都で大学生をしていたから懐かしかったです。夜の吉田神社は確かに怖い。
著者：万城目学
http://book.akahoshitakuya.com/b/4043939019

■死者の短剣惑わし (創元推理文庫)
ファンタジー。一応面白かったけど・・・、思ったより恋愛色が強かったです。今のところはビジョルドの他のシリーズの方が好きですねぇ。
著者：ロイス・マクマスタービジョルド
 http://book.akahoshitakuya.com/b/4488587089

▼読書メーター
 http://book.akahoshitakuya.com/

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